鈴木成山
  • 活法整体技療士会 会長
  • 日本保健技療士会 北九州支部 理事
  • 療術は誰方がなさっても差支えございませんが、事、人の健康に関することでありますので、基礎から系統だった理論や知識は勿論のこと技術も充分に習練を積んで施術をする必要があり、五日、十日の講習等を受けて職業とすべきものではありません。
    精神面でも又療術の何たるかをよくよく認識して実践すべきものであります。
    当塾は昭和40年4月北九州市小倉北区砂津一丁目に於いて発足して今日まで永い歴史を、もっており引き続き、山口県下関市で開講して今日まで数百名の卒業者を排出しており、皆それぞれに独立自営療術道に精進致しております。
    とくに御婦人で御主人に先立たれて後も一家の大黒柱として立派に子供を結婚させて幸福な御家庭を築いておられる方が十指に余ります。
    御家庭にあって時間に余裕のある方、一家の健康管理者として又万が一に備えて、或いは定年を迎えられた方、又すぐ定年をお迎えの方、転職を考えておられる方、等に是非共この機会にお薦めいたします。
    現在日本は不況の真只中でなかなか脱出できずに苦しんでおります。
    こんな世の中だから心身共に不健康になるので、一億半病人とよく言われますが、
    環境に順応できず、原因不明で不調を訴える人達が年々増加して居ります。
    したがってこの仕事に不況はありません。よく学理を学び技術を磨いてしっかりと身につけることで、貴方の一生涯の宝となる事は必定でございます。
    しかもこの仕事は他人を健康にして感謝され、しかも我が身も健康になれる一石二鳥でございます。活法療術は、器具や道具は一切不用で、タオル1枚あれば何処ででも施術出来、勿論仕入れ等も必要なく、毎日が楽しく生き甲斐の持てる定年制のない感謝と尊敬をうける聖業でございます。
    私も活法療法に出会うまで、数十年の回り道をして活法整体に出会った訳ですが、その間、いろいろと研究した結果、今日では自画自賛になりますが、活法療法に勝る療法はないと、確信して居ます。数多くの患者の要望に答えて、去る2月〜3月にかけて、ファミリー健康法と題して、スポーツニッポン紙に連載をしました所、山口県、大分県、熊本県等、遠くからも多くの人達が治療に来られ、大変好評を戴きましたので、今後より多くの人達を治療するには、ますます、活法整体技療士の養成が大切だと痛感した次第です。
    申し込みをされる方のほとんどが、何らかの体の不調を訴えられるのですが、活法を勉強されるうちに、どんどん健康になっていき、自分の体に自信が持てる様になります。そして、何物にも替え難い財産を手にする事になるでしょう。

        鈴木成山

     

     


     

    現代の医学は、人体を物理的に解明して、様々しくみや法則を発見し、それらを治療分野に役立てています。そして今世紀に飛躍的な進歩を遂げました。しかし物理的な研究のみによって生命そのものを解明することは出来そうにありません。

    東洋医学では、その根元にあるものを『氣』と呼んでいます。ただ、なにも氣は生命だけに宿るものではなく、大自然の隅々にあるとされ、大地・天空・山川・草木の運行をつかさどり、その場所の条件により、種々の形となって私たちの目に見えているのです。この氣こそ大自然の命であり、人の命も、必要な条件がそろうことで、ただの物質に氣が浸透し命としての活動を起こすのです。物理的に解明できるのは、せいぜいその条件までではないでしょうか。

    この『氣』を表現することは大変難しく、「元気」「病気」「陽気」「陰気」「精気」「邪気」「熱気」「寒気」「大気」「空気」「気持ち」「気分」「人気」…、これらはみな、喩えて氣を表現したものです。ただ、氣そのものを捉えることが出来ないので、ものごとや何かの状態の根元である『氣』を指していったものだと思います。

    大自然の運行に『氣』が作用しているなら、その自然の一部に参加している人体もやはり『氣』によって営まれていると考えるべきでしょう。人体は「宇宙のなかの小宇宙」などといい、大自然や世の中に起きている現象が反映されています。具体的に人体という小宇宙では、血液や水分がいつも必要なときに必要な場所にある必要がありまが、これを先導するものもやはり『氣』です。この場合一般に氣血水または氣血などという言い方をします。殆どの疾病の場合、この乱れが原因となります。たとえば人体は新陳代謝により常に各部で補修工事が行われていますが、もし氣血がとどこおれば、油の切れた機械同様にいつ故障してもおかしくありません。また部分的な故障も他の部分へ悪影響を与えるので、あやまって放置した場合取り返しのつかない状態にもなりかねません。

     


     

    この氣血が四肢や筋肉で滞れば、その部分に、こり、痛み、しびれといった症状を呈すしますが、体腔や内臓部であれば少々深刻です。人体で感覚を生ずる部分は多く体表に集中しており、内部での微妙な変化を察知することが出来ません。ただ、頭部と動く臓器(心・肺・各消化器)ではわりと自覚が出やすいのでわかりますが、脾(膵臓)・肝・腎などでは、直接に異常を感ずるのは、よほど進行してからのことです。

    『ツボ』という言葉はおそらく多くの方がご存知だろうと思いますが、『経絡』を知っているのは、それこそ、然るべき関係者もしくは患者さんくらいのものでしょうか。ツボ刺激の効果はすでに世間に知れわたっていることですが、ツボは経絡に沿って分布している、逆に申せば関連するツボを結んでいけば、体表に何本かの線が引けます。これが経絡と呼ばれているものです。もちろんツボが物理的な存在ではないため、当然経絡も解剖学では認められないでしょう。一般に経絡は氣の通り道、ツボはその分岐点であったり、合流点であったり、いわば関所のようなものと言われます。この関所で氣の渋滞が発生しやすいため、鍼灸・指圧等のツボ治療で効果が出るのです。

    経絡は体表だけでなく体内深部にも入っており、通過する臓腑の名をとって、膀胱経や腎経などという呼び名がついています。経絡は氣を伝達することが出来ますから、内臓の状態を経絡上に見ることも出来ます。また外部からの刺激を体表を通過する経絡を通して内臓へ伝達することもできます。この場合ツボと呼ばれる場所が治療点になるのが普通です。

    成山流活法では、とくにこのツボにこだわることはありません。あくまで刺激点は経絡全般に及びます。この方法は他の療術などでも行われていますが、成山流活法では、陰陽・五行の論理により、特定の部位または臓腑のみに原因があるとは考えません。一つの場所が故障したなら必ず他の部位にも影響を与える。またすでに発症しているようなら、他の場所も疑ってかかる。もしその場所だけの故障で、他の機能がすべて正常であるなら、放置しておいてもやがて自然治癒してしまうでしょう。本来それが人体の自然なのだから。しかし患者さんとしては、いつまでも治らないから困っているというのが当然。ではなぜ自然治癒しないのか、それを妨げている別の要因があるのではないか…、と考えを進めていけばすぐに全身に目がいきます。成山流活法では壊れた部位にこだわることなく、全身の気血水のバランスを整えます。他の部分(全体)が正常化すれば、すぐに患者さんは自力で治癒力を発動出切るようになるでしょう。したがって、成山流活法では、一部分の故障でもその施術は全身におよびます。患部を刺激することは、効果の割りには危険が高い。さらに人によっては鬱血したり炎症を起こしたりする場合もあります。このような遠隔操作による施術はツボ治療も同様ですが、ツボ治療が的をしぼったスポット治療であるのに対し、成山流活法では全身療法、あくまでも自己治癒力を引き出すことでそれを行います。

    まだ自覚のない疾病を、全身に触れることで発見することもあります。前途した自覚の出にくい疾病も経絡を通じて体表に何らかの症状が出ているものです。突然の宣告を受け困惑されている方も多いと思います。普段から自分の状態をよく覚えていて、その変化を見つめていれば決して突然の宣告などはないはずです。成山流活法は独自の拇指による瞬間刺激。発症してからばかりでなく、普段から健康法としてご利用いただかれる方が毎年増えています。この療術は患部や骨への負担がなく、小さなお子様から、お年寄りに至るまで安心して受けていただける、健康維持と若返りの妙術でもあります。